ホロライブの「りゅーーっときてきゅーーっ!!! / UMISEA」があまりにも音楽を超越した何かだったので感想とちょっとした分析
いやあの、あまりにも圧倒的すぎて卒倒した……
そんなわけで今回は楽曲感想・分析の記事です!
題材とさせていただくのはホロライブの湊あくあさん、宝鐘マリンさん、沙花叉クロヱさん、Gawr Guraさん、Ninomae Ina’nisさんによるユニット「UMISEA」による
「りゅーーっときてきゅーーっ!!!」。作詞作編曲はかめりあ氏。
MVはショートバージョンですが、今回はフル尺ぜんぶについてお話できればと!
任意の音楽サブスクサービス等で聴けますので、ぜひぜひそちら聴きながらお読みください。
とりあえず頭20秒聴いただけでなにかがおかしいぞ、となると思うんですけど、
安心してください、291秒間ずっとこの調子です……
- 全体の雰囲気と構成
- 部分分析
- -0:16 イントロサビ key=F BPM=140→180
- 0:17-0:25 間奏サビ key=F BPM=180
- 0:25-0:39 Aメロ key=Fm BPM=150
- 0:40ー1:03 Bメロ key=A♭→F BPM=105→180
- 1:03-1:32 サビ key=F BPM=180
- 1:32-1:56 Cメロ key=F BPM=131→160
- 1:56-2:04 間奏サビ key=F BPM=180
- 2:04-2:19 Aメロ key=Fm BPM=150
- 2:19-2:45 Bメロ key=A♭→F BPM=105→180
- 2:45-3:16 サビkey=F BPM=180
- 3:16-3:47 ちょっとよくわかんないところ key=F BPM80→BPM不定→BPM120
- 3:47-4:04 落ちサビ key=F BPM=140→180
- 4:04- ラスサビ key=F BPM=180
- まとめ
全体の雰囲気と構成
コンセプトとしては
「海」「沖縄(りゅーっきゅーっ→琉球ってことですよね)」
だと思うんですけど、
ガバキックが鳴ってたり、急にオーケストラになったり、急にホラーテイストになったり、聴けばわかるんですがいろいろとおかしいですね……
いわゆる「電波ソング」に分類すればいいのかな。
全体構成は
-0:16 イントロサビ(途中徐々に加速)
0:17-0:25 間奏サビ(役割的には間奏だけど歌入り)(ガバキックがやばいところ)
0:25-0:39 Aメロ(ヴァイキングオーケストラっぽくなる)(BPMが変わる)
0:40ー1:03 Bメロ(トロピカルポップみたいなの→電波っぽく)(またBPMが変わる)(しかも途中で加速する)
1:03-1:32 サビ(サンバハードコアみたいな感じ…)
1:32-1:56 Cメロ(サンバみたいな感じ)(またBPMが変わる)(しかもまた途中で加速する)
1:56-2:04 間奏サビ
2:04-2:19 Aメロ
2:19-2:45 Bメロ
2:45-3:16 サビ
3:16-3:47 ちょっとよくわかんないところ(ちょっとよくわかんないところ)
3:47-4:04 落ちサビ(テンポチェンジ、ラスサビ直前でまたしても加速)
4:04- ラスサビ
だいたいこんな感じですかね!ちょっとよくわかんないところ……もありますが、
それを差し引いてもテンポチェンジや加速が多すぎてもうわけわかんないですね……
とりあえず、部分部分で作曲視点の分析をしていきましょうか……!
「どれだけこの曲が好き勝手やってるか」
っていう観点と、
「それなのにまとまりを欠かずに構成されているすごさ」
っていう2軸で語っていければと!おもっています!
部分分析
-0:16 イントロサビ key=F BPM=140→180
入りのコードからまずD♭m6(9)という、およそkey=Fの曲とは思えない始まり方をしています。次のFM7を聴いて、「あ、Fの曲か」ってやっと気づく感じ。
入り2小節は順当にサンバっぽいサウンドなんですけど、
3小節目から4小節目にかけて「8分の9拍子」になり、ハードコアサウンドが加わり、そしてBPMが加速していきます。ちょっと何言ってるかわかんないですね(?)
この2小節は付点8分3発×2というところで、コードは「B♭→Gsus4→Am→B♭→Gsus4→Bm」みたいな感じ。6発目のBmが何気に超クセ者。
そして5小節目「C7(11)」で4分の2拍子、6小節目で4分の4拍子に戻るという感じでしょうか。
8-9小節目「ぎゅーっとしてちゅーっとしてりゅーーっときてきゅーーっ!!!」
の裏で三線が鳴っています。これがこの曲の貴重(?)な沖縄要素です。
この時点で初見のときのわたしは頭の中が「????」でしたけど、結果的にこれはまだまだ序の口だったという。
0:17-0:25 間奏サビ key=F BPM=180
なんでガバキックが鳴ってるんですか????????
と、ちゃんとコードの遷移にあわせてピッチが調整された「豪勢に放り込まれた至極丁寧なガバキック」が耳を引くこのパートですが、
左からシンセ、右からスティールドラム(多分)で刻まれるBPM180の16分裏のフレーズなども相まってガバキック以外も非常にカオスなパートです。全編通してヤバい曲ですが、音の詰め込みって意味では多分ここが一番ヤバい。ぱっぱっぱやっぱっじゃないのよ……
ついでにパートの最後ではAメロに向けて減速してるんですけど、それがまるで些細な事かのように思えてくるのがこのパート。ヤバい。
0:25-0:39 Aメロ key=Fm BPM=150
転調&テンポチェンジ&サウンドがオーケストラに。それはもう別の曲なのよ。
ただ実はここには前の間奏サビパートでけっこう丁寧に導入を行っていて、
間奏サビの最後2小節は「D♭→C」の進行になっているので、key=Fmへの転調が非常に自然なんですよね!こんなに破天荒な曲だけどところどころめちゃめちゃ丁寧。
それとこのパートの最後でまたさっきのガバキックが鳴ってたり。BPMが150なので、ガバっていうよりハードスタイルっぽい雰囲気になってますね。
0:40ー1:03 Bメロ key=A♭→F BPM=105→180
いやいやおかしい。なんかまた転調してるし、テンポチェンジしてるし、サウンドも全然違うトロピカルポップな感じになってる。さては別の曲だな??
3-4小節目「遭難『し(E)』ても すぐ『満(B)』々腹」のメロディに2ヶ所、本来スケール上にない半音遣いがみられて、しかもそのあと-3の転調をするのも相まって、けっこうテクニカルなメロディになってます。Aメロのメロディが素直な仕上がりなので、ここがテクニカルだとなおさら違いが浮き出ますね。
13小節目からBPMが上がって急に怪電波が混ざり始めます。14小節目から16小節目まで3拍子に。ここはGから半音ずつ上にスライドしていく進行……というか、コード進行というより「そういう音響演出」って感じですね。
いわゆる電波ソングだとこういう演出はしばしばみられますけど、
この曲の場合そこからの「あくまりさかまた おーおーしゃん」でまとめ上げてサビに向かうのが見事ですね!いやまとまってるかっていうと多分まとまってないんだけど、「あくまりさかまた おーおーしゃん」のフレーズ力が高すぎてなんか騙されるんだよな!!!このフレーズが「水戸黄門の印籠」の役割を果たしてるので、どんだけハチャメチャやっても「ははーっ」ってなる。すごいですよこれは。
1:03-1:32 サビ key=F BPM=180
BPM180でサンバキックをするな
サンバビートは16分の「1拍目」と「4拍目」にキックを配置するビートです。
通常BPM130とかでやるビートなので、このテンポでやると鬼のように忙しくなるんですけど、
キックやベースの音作りと16分の4拍目の音量調節(4拍目は1拍目より小さくするのが常道っぽい)が絶妙なので、忙しくも超かっけービートに仕上がってるんですよね、さすがかめりあさん。
せっかくめちゃめちゃなことをさせてもらったので「りゅーーっときてきゅーーっ!!!」サビのコード譜&解説を作ってみました🌊🎼🎹感覚で覚えてる範囲で書いたので間違ってたらすみません。ツーファイブってスゴい! #UMISEA
— かめりあ/Camellia (@cametek) 2022年8月29日
曲:https://t.co/5hj9iYnS8E pic.twitter.com/uSuI1QRDtq
そしてご本人による豪華解説もあるんですが、コード進行もメロディもなかなか凝ったことをしてるんですよね。
4-5小節目 「銀『河(D♭)』の」のあとにA♭M9→Am7と展開していくのがかなりテクニカル。
12小節目「『わ(F#)』れわれ」の半音遣いにEm7が乗ってるのもポイント高いです。エモメロディ!
そして全員17小節目以降で拍子が迷子になる人多数。当然わたしも迷いました。
実は「18小節目だけが2拍子」なだけなので、そんなに複雑なことはしてないんですけど、
なんせ曲が速くて忙しいので……タネが割れれば意外にシンプルなんですがね!
そんな感じで煙に巻かれつつも「ぎゅーっとして(略)」のフレーズ力の強さでしっかりサビを〆ていく。サビ前の「あくまりさかまた」然り、基本的に要所のフレーズ力の高さがすごい。カオスな電波ソングで一番重要な要素かもしれない。
1:32-1:56 Cメロ key=F BPM=131→160
ワンコーラスでうひゃあおなかいっぱいじゃー、となってるところに
「まだいけるっしょ?」とばかりにテンポチェンジ。セクションが変わったらテンポ変えないと死ぬ病気にかかったの?
さておき、このセクションはかなりサンバ色の強いセクション。
クレジットがないため生演奏かどうかはわかりませんが、裏のフレットレスベースによるベースラインが縦横無尽に駆け回ってるのが楽しいです。
そしてメロディのリズムがかなりイレギュラーな16分を交えていてとても歌いづらそうなパート。ライバーさんたちほんとようやっとる……
んでもって、9小節目から今楽曲3度目となる加速が入ります。まだ2分経ってないんだけど?????
1:56-2:04 間奏サビ key=F BPM=180
Cメロの終わりのBPMが160。
このセクションのBPMが180。
またBPM変わりよる!!!もうやだこの曲!!!!!!
2:04-2:19 Aメロ key=Fm BPM=150
基本的に歌以外は1番と同じ。意外にも「正統派2番」です。まあそもそもの1番がカオスすぎて全然そんな気がしないんですけど。
2:19-2:45 Bメロ key=A♭→F BPM=105→180
同じく「楽曲構成は1番と同じ」。
17小節目からの3方向からお三方のセリフが聞こえるとこ、セリフ考えたのはご本人なんなのか、それともかめりあさんなのか。
2:45-3:16 サビkey=F BPM=180
ラストが1番と違いますね。
「リゾートと言えば?」の部分がこの楽曲でもっとも琉球要素の強いセクションです。三線が弾いてるフレーズはちゃんといわゆる「沖縄音階(2度と6度を抜くスケール)」になってます。まあその裏で急にハネリズムになりながら減速してるのはちょっとよくわかんないんですが……
3:16-3:47 ちょっとよくわかんないところ key=F BPM80→BPM不定→BPM120
何この……何?
本来一般的に「Cメロ」と呼ばれるパートなんですが、
なんせ一切メロがないので呼称にも困る有様です。
リゾートパート→パニックホラーパート→悪い夢パート→夢から覚めたパート
みたいな感じで落ちサビに繋がっていく構成ですね。これ30秒でやるの詰め込みすぎでしょ……
「セクシーなボディー」のところで左右から銃撃音が聞こえてくるの、芸が細かい。
「しゃーく!!」のとこは5拍子→5拍子→4拍子の計14拍ですね。
3:47-4:04 落ちサビ key=F BPM=140→180
8bit系のシンセ+ピアノで始まるこのパートは、おそらくこの楽曲で唯一落ち着けるパートですけど、
そこでも「サメかけタコの夢も」で的確に「ふふっ」てさせてくるのずるいですね……
実はここの落ちサビはメロディもそうですが、コード進行も若干違っていたりします。ほかのサビはFM7で始まってますけど、ここはAm7でのスタートですね。
そして「あくまりさかまた」の「印籠フレーズ」を加速しながら2度切ってくる、ラスサビに向かうに相応しい構成です。
4:04- ラスサビ key=F BPM=180
ラスサビだからといって特別なことはそこまでしておらず、
15小節ー16小節のフレーズを歌詞替えで3度繰り返すところくらいでしょうか。
もともと情報量が超多いサビなので、ほぼ据え置きでもラスサビとして全然聴き劣りしないですね。
アウトロはなく、最後は微減速しながらのFM11で楽曲の〆。
このコードが抜群に気持ちよく、最後までチョコたっぷり(チョコ以外にもいろいろたっぷり)な楽曲でした。
まとめ
楽曲中で合計17回のテンポチェンジをするというもうめちゃくちゃな楽曲ですが、
不思議となんだかまとまりがあるように錯覚させられてしまう(?)すげー曲でした……。
作り手の目線としては、
ハチャメチャ電波ソングもただハチャメチャやるだけだと「いろいろやってるけどイマイチ印象がまとまらない」になっちゃうんですよね。
この曲のすごいとこはそれが一切なくて、こんだけありとあらゆる方向に振り切れてても全体として楽曲に「謎の説得力」が生まれてるところ。
作詞作編曲かめりあさんの手腕は当然ですが、メイン歌唱のお三方の汲み取り力と表現力、
そして(前作もこの路線だったとはいえ)このコンセプトにGOを出したディレクターさんも凄い。プロの仕事だなあ……。
「まとまりのある電波ソング」に大事なのは、
展開に対する地味ながら細やかな編曲面でのケアと、
なんといっても楽曲を牽引できるパワーのある決めフレーズだなー、と改めて思いました!すごく勉強になった!
上記に記述した楽曲のコードとかBPMは自分で聴きとったり計測したりしたので、もしかしたら間違ってるかも。もしも気づいたらやさしく教えてくださいー!
ある作曲Vtuber(わたし)が、活動半年で依頼の途切れないクリエイターになるまでの記録
ごあいさつ
「バーチャル作曲ねこ」の橙ミャオです。
今回は「わたし自身」にフォーカスした記事を書いてみよう、ということで。
橙ミャオが活動を開始したのは2020年3月末のこと。
そこから半年後の2020年9月から現在に至るまで、ずっとご依頼が「3か月以上待ち」というありがたすぎる状態になっています。
わたしは専業で作曲家をやっているスタイルとは違うので、超売れっ子!っていうわけではまったくないのですが、それにしてもこれは我ながらうまくやったなあ、とおもったので……
この恵まれた状況を手に入れる過程で、
わたし自身がなにをやってきて、なぜそれがうまくいったのか?
を言語化してまとめることには、わたし自身にとっても一定の価値があるな、というところで、
実際に文章化してみたシダイです。
1.まずはとにかく作品の数を確保すること
「依頼を受けたい作曲家」が一番最初にやるべきことはなにか?
といえば、やっぱりそれは「ポートフォリオ」をつくること。
そしてポートフォリオをつくるために必要なのはなにか?
それは「作品」をつくること。
やったこと
文字通りゼロからのスタートとなった橙ミャオは、
まずは2020年4月~6月の間に実に24曲の楽曲をTwitterにアップロードしました。
Twitter作曲界隈には「深夜の2時間DTM」という企画がありまして。
22時から24時の2時間で、日替わりのお題に沿った作曲をこなしていくという企画で、
毎回50人、あるいはそれ以上の方が挑戦していらっしゃるおおきなイベントです。
初期の橙ミャオがつくった24曲のうち、
大半はこの「深夜の2時間DTM」企画でつくった楽曲でした。
企画に参加することで、「最近かわったVtuberが出てきたらしい、作曲をするらしい」
という認知を広げていくねらいがありました。
やった結果
結果的には、この企画に参加をつづけたことが、
作曲界隈に対してもVtuber界隈に対しても、いい意味で「異物」として認知されたのではないかな、とおもっています。
特に当時すでにゲーム配信が中心的だったVtuber界隈からすると、
ひたすらに楽曲をつくりつづける橙ミャオはなかなか奇異に映ったようです。
この「良い意味での異物感」を大事にしよう、というのが、
当時からいまに至るまでの橙ミャオの活動指針のひとつになっています。
2.無料BGMによる中長期的な認知導線の確保
橙ミャオの活動のメインコンテンツのひとつとして、
いわゆる「フリーBGM」と呼ばれているコンテンツの制作があります。
配信者さんや動画クリエイターさんが無料で使えるよ、っていうやつですね。
これを始めたのもかなり活動初期、
2020年4月のことでした。
やったこと
2020年4月~6月の間に、
YouTubeに15曲のBGMを「配信・動画に無料でつかえるBGM」としてアップロードしました。
もちろんYouTubeで直接楽曲をダウンロードすることはできないため、
楽曲をダウンロードする際の窓口として「BOOTH」を使用することにしました。
やった結果
これは非常に反響が大きかったです。
2020年の夏ごろには「橙ミャオの無料BGM」がとくにわたしの同期のVtuberさんたちの間でかなりの認知を獲得し、配信や動画で使ってもらえるようになりました。
使用実績をTwitterで宣伝することによって、「橙ミャオの無料BGM」が最近アツいみたいだぞ、っていうイメージを刷り込んでいけたことで、
指数関数的に使ってもらえる頻度が増えていった印象でした。
それと同時に、「自分専用のBGMを作って欲しい」
というVtuberさんからの問い合わせが増えていった印象です。
3.顧客ターゲットの絞り込み
すでにBGM依頼の問い合わせが来はじめた状態、そうなればもうこちらのもの。
けれども、わたしの場合はBGM依頼だけではなく、歌ものの依頼も並行してやっていきたいな、という考えがありました。
依頼仕事の幅を広げることで露出を増やし、息の長いクリエイターとしての体制を整えていく、というのが狙いです。
やったこと
Twitterでの情報発信を「Vtuberさん向け」にやや偏らせることによって、
わたしはVtuberさんを相手に依頼仕事をやっていますよ、というところをイメージ戦略として明確にしていきました。
また、Vtuberさんからのご依頼の成果物に関して、できるかぎり権利を譲渡せずこちらで保有することによって、
(もちろん本人様からご許可をいただいたうえで)YouTubeに「お仕事サンプル曲」としてアップロードするようにしました。
と同時に、Vtuberさんの「オリジナル曲」を制作しますよ、
というような宣伝にも少し力を入れていきました。
やった結果
2020年9月ごろにはVtuberさんからのBGM制作依頼・歌もの楽曲制作依頼が、
どちらもバランスよく来つづける体制ができあがりました。
非常に望ましい結果が得られたので、今でもこのバランスを維持しつづけられるように、情報発信のしかたや宣伝のしかたには気を付けています。
なぜうまくいった?
こうして書き出してみると、やっぱなんだかトントン拍子すぎるような。
どうしてこんなに順調にいったのかというのは、色々理由があるとはおもうのですが……
わたしなりに思うところをいくつか。
わたし自身がVtuberだった
たぶんこれが一番おっきい。
上述したように、わたしは顧客ターゲッティングをある程度意図してVtuberさんに絞り込んでいった側面があって、
それがどうしてかというと、そのターゲッティングにおいては「わたしがVtuberである」っていうことがけっこう大きなアドバンテージになることに気づいたから、っていうのがありました。
Vtuberさんとしては、なにかものを依頼する相手が自分と同じVtuberだ、っていうのはそれだけで安心感があるもので。
とくに「Vtuber文化や、配信・動画制作についての理解度が高い」ことがある程度最初からわかっているというのは、それだけでクリエイターとしてわたしを選ぶおおきな理由のひとつになりうる、ということがわかりました。
実際2020年あたりは、あまりVtuberの文化について理解が深くないクリエイターと、Vtuberとの間でのトラブルというのも何件か発生しているのを横目で見ていた時期でした。今はもしかするとそこまででもないのかもしれないですけれど……
そもそもわたし自身が、幅広くものを作れるタイプのクリエイターだった
クリエイターとひとくちに言っても、色々なタイプのひとがいて。
「このジャンルなら100点取れる」っていう特化型のひともいれば、
「どれつくっても75点は堅い」っていうオールマイティ型のひともいます。
わたしは後者だと自己分析していて。
基本的にオールマイティ型のクリエイターは、特化型のクリエイターと比べると短期的な集客には苦労する傾向にあるんじゃないかとわたしはおもっています。明確な武器がないと、顧客サイドからすると「敢えてその人を選ぶ理由」を作り出せない、というのがその理由です。
ただ、そこで活きてくるのがわたし自身が持つ「Vtuber」という属性。
これが先述の「明確な武器」としての機能を果たしてくれるおかげで、
その万能性が猛威を振るう、というわけです。
「音楽系ならどんな仕事でもある程度こなせるVtuber」は、おなじVtuber目線から見るとぜひ仕事を頼みたい相手に化けるわけですね。
おわりに
わたしなりにわたしの歩んできた道を振り返ってみて、
なんでこういう選択をしたんだっけ、というところにも踏み込んでみました。
7割ぐらいわたし自身のための文章なので、めちゃめちゃよい振り返りになりました。
残り3割はこの文章を読んだときになるほど、そういう考えかたや行動のしかたがあるのか、
っていうかたがもしいたら……みたいな、そんな気持ちです。一応、参考になるといいな、っていう気持ちで書きました。
2022年5月現在も依然として依頼5ヶ月待ち(!)というとんでもない状況です。わたし自身正直しんじられん。
そんななかで、空いた時間をつかって今までとはすこし違うムーブをしている側面もあったりします。ひとのオリジナル曲じゃなくて、「橙ミャオ」自身が発信主体としてオリジナル曲をつくるとかね。
こういう今までと違った行動に出ているのにも、明確に理由はあったりするのですが、その話はまたいずれ。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
こういう文章はまた書きたいな、とおもっています。自分のためになるので!
作曲Vtuber的2021年やばかった曲10選
ごあいさつ
はじめましての方ははじめまして!
バーチャル作曲ねこの橙ミャオともうします🐾
この記事は橙ミャオが2021年に出会った楽曲たちのなかで、
これはやばい…となった曲を悩んだ末に断腸の思いで10曲選び抜いてご紹介する記事となっておりますー!
あくまで「筆者橙ミャオが2021年に出会った曲」であって、
「2021年リリースの曲」ではない点にご留意くださいませ!
前半5曲
yuigot - Fairytale (feat. 菅野真衣)
meganeko - The Cyber Grind
KNOWER - THE GOVT. KNOWS
星街すいせい - Stellar Stellar
CHIMP SPANNER - Mӧbius Pt I
yuigot - Fairytale (feat. 菅野真衣)
・2019年リリース「未来茶屋 vol.2」収録
・イントロ15秒くらいまでだと騙されるけどこれどう考えても普通のkawaiiじゃないよね??
・ワルツかな?とおもいきやまさかの4つ打ちに裏打ちスネア
・メトリックモジュレーションにリタルダンド、ほかにもリズムの変則的なトリックが盛りだくさん
・ていうかこういう曲でふつうAメロでリタルダンドしなくない???(2:06~)と思ったら!そういう展開になるのね!って最初膝を打ちました
・絵本の世界みたいなカラフルな音使いも魅力、ハト時計みたいな音してたり
・3分20秒で6分ぶんぐらいのボリュームある
・菅野さんはこれよく歌ったなあ、鬼ほど難しいだろうに……
meganeko - The Cyber Grind
・FPS「Ultrakill」のサントラより
・おいおい人が死ぬ音してるぞ……
・イントロのブレイクビーツからもう殺意が高すぎる
・サイバーなドラムンベースにところどころメタルみのあるバキバキのギター、その術はオレに効く
・2:01からの機関銃みてぇな刻みが死ぬほどすき、主張が強すぎんじゃ
・ていうかワンループ5分弱??BGMにしては長すぎない???
・1:00~のベースとか鈍器みたいな音してる、BGMで使っていいベースじゃないわ(褒めてます)
・いろいろと「ゲームのサントラ」の域を飛び越えてる強烈すぎる曲
KNOWER - THE GOVT. KNOWS
・2018年リリース「Life」収録
・今年一番笑ったMV
・MVはすべてがツッコミどころなので、1周回ってもうツッコんだら負け
・色々とギリギリ感がすごくて色々と大丈夫なんですかね……わたしは爆笑しましたけど……
・これもう音MADなんだよな
・歌詞もひどい、「政府は見てるぞお前が××ってるとこ」…
・これでサウンドがガチガチのガチだからもう手に負えない、3:18~のベースソロかっこよすぎるよ
・曲が強すぎるので全て許されてる説がある
・一切のことはわからないがLouis Coleが天才だということだけはわかった
星街すいせい - Stellar Stellar
・2021年9月リリース「Still Still Stellar」収録
・TAKU INOUE~~~~~~~~!!!!!!!
・星街すいせいさんの独唱、からの重なっていくコーラス、そして電子音とブラスがキラキラに輝く光のサウンドでやられました…
・TAKU INOUE氏といえば電子音サウンドに一見似つかわしくないような狂ったズカドコドラム、この曲は全編渡って大暴れのドラムを楽しめます
・2サビで半テンポになるところで「あァ~~~~~わかる」ってなりました、そうだよね、そこはそうだよね、わかるよ……
・ラスサビの展開もいいよね……この感じでコード進行も凝ってるのずるい
・というかメロディがめちゃめちゃ良いんですよね、サビの末尾「迎えに行く王子様だ だって僕は星だから」のメロディが好きすぎるんだ……
・星街すいせいさんの歌唱が良いのは言わずもがな、このコンビ一生見たい聴きたい
CHIMP SPANNER - Mӧbius Pt I
・2012年リリースのアルバム「All Roads Lead Here」より
・プログレッシヴ・メタルとかいう超聴きにくいジャンル…でもこの曲はかなーり聴きやすい
・とはいえフレーズが始まるまで45秒かかるイントロはあぁプログレメタルだなァ~~~ってかんじ
・からの、1:12あたりからのリズム取らせる気のないフレーズもあぁプログレメタルだなァ~~~ってかんじ
・とはいえ同時にゲームBGM的なキャッチーさを感じるのはわたしだけかしら、この曲バックにデケェBOSS敵倒したくならない?わたしはなる
・そして3:48~で満を持して倍速ビートになるのがねー、あまりにもズルすぎる、めっちゃかっこいい
・この曲は「I」「II」「III」の3部作になっていて、全部あわせると14分ぐらいあります…あぁプログレメタルだなァ~~~ってかんじ
コマーシャル
じぶんの曲もちょっとだけ宣伝させてくださいね…🐾
後半5曲
John Mackey - Asphalt Cocktail
La prière - 戦場の歌姫
アサノハヤト - Look inside yourself. You are more than what you have become.
Marmalade butcher - Floccinaucinihilipilification
Haloweak - NARWHAL
John Mackey - Asphalt Cocktail
・吹奏楽曲からのチョイス、こちらの音源は演奏はMichigan State University Wind Symphony(めちゃめちゃうまい)
・スリリングすぎる変拍子と鬼畜すぎるパーカッション陣
・冒頭からいきなり7拍子と4拍子を行き来する
・和音も当てまくってて聴いてて非常に疲れる曲、だがそれがよい
・全体的に「躁」っていう感じでたまらないよね、聴きごたえがありすぎる1曲
・にしてもよくこんなの演奏するなあ……
La prière - 戦場の歌姫
・棗いつき・藍月なくる・nayutaの3名のボーカリストによるユニット、La prièreの2ndアルバム「Galaxy Triangle」より
・圧強めロック×派手シンセ、このサウンドだけでご飯が何倍でも食べられます
・サビのドラム暴れすぎてないですか!!最高か?!
・ただ圧が強いだけではなく、節操のなさすぎる連続転調(褒め言葉)を繰り広げるコード進行も聴きどころ
・間奏の途中で転調するのはさすがにそんなのありか?!ってなりました、だいすきです
・ボーカルは3名のハーモニーが美しくて、全員しっかり個性があるのもさすが
・「戦場の歌姫」に相応しい楽曲でありながら、全編通して尖りまくってるのほんとすき
アサノハヤト - Look inside yourself. You are more than what you have become.
・ゲームソフト「ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜」サウンドトラックからの1曲
・アサノハヤト氏の戦闘曲~~~~~!!って感じの曲。つよすぎ。
・アトリエシリーズの牧歌的なイメージからするとあまりにも壮大が過ぎるとも映る一曲、わたしはサウンドトラックとしてしか聴けていないので、プレイヤーさん的にはどうなんだろうってうのは気になるところ
・いずれにしてもめちゃめちゃ馬力の高い曲なのは間違いない
Marmalade butcher - Floccinaucinihilipilification
・2013年リリース。フロクシノーシナイヒリピリフィケイション。実在する英単語のなかで一番長いらしい
・「そのギターフレーズはおかしい」を片っ端から放り込んで3日間じっくりことこと煮詰めたみたいな曲
・節々に入る16分フレーズがとにかく強烈、0:40あたりとかね、音ゲーじゃねえんだぞ
・1:39~の挙動不審なギターフレーズだいすき
・とおもったらポップンミュージックに収録されてるらしい。うん、なんか、うん、わかる
・こういうあんまりオルタナオルタナしてないマスロック、日本だとけっこうめずらしい気がする
おわりに
以上、ごちゃまぜ10曲ご紹介してまいりました!
2021年リリースの楽曲は少なめだったのですけれど、そこはご愛嬌で…
知らない楽曲とのすてきな出会いはありましたでしょうか?
2022年もまた、たくさんの音楽との出会いがあるといいなと思っています✨
それでは、よいお年を!
作曲Vtuberの橙ミャオでした!🐾
作曲Vtuber的『ビートでトベる曲』10選
ごあいさつ
はじめましての方ははじめまして!
作曲をする幸せ猫のVTuber、
橙ミャオともうします🐾
今回は「作曲VTuber的『ビートでトベる曲』10選」ということで、
こんなビート聴かされたらトリップしちゃうぞー!
っていう楽曲をジャンル問わず10曲選出してご紹介してみます!
前半5曲
Flying Lotus - Never Catch Me (feat. Kendrick Lamar)
・ロサンゼルス出身アーティスト、Flying Lotusの2014年リリース楽曲
・これはもう絶対に外せない。大天才
・3:12~の展開がヤバい、このビート何?!キックがあまりにも絶妙すぎて5回くらいトリップできる
・Kendrick Lamarのキレキレのラップもトべる
・納得のグラミー賞ノミネート
Rejjie Snow - Crooked Cops
・アイルランド・ダブリン生まれのラッパーRejjie Snow
・ベースの絶妙なモタりがクール
・イレギュラーなブレイクが入ったりサウンドも遊び心満載
・攻撃的なラップもとてもかっこいい
・2017年当時24歳のRejjie Snow。若き天才…
Thundercat - Boat Cruise
・上記Flying LotusやKendrick Lamarとも所縁のあるアーティスト、Thundercatのデビューアルバムからの1曲。2011年リリース
・キレよりも心地よさで勝負するタイプのビート
・コード進行もなかなか変態
・つかみどころのない浮遊感がとっても気持ちいい…
Jacob Collier - Count the People (feat. Jessie Reyez & T-Pain)
・ ロンドンのアーティスト、いつもの天才Jacob Collierの2020年リリース楽曲
・このイントロからそのラップは普通載せんでしょ
・1:55~の…これはなんなんだ……
・32分のリズムの使い方が挑戦的過ぎてシビれる
・Jacobがひとりだけ異次元の音に生きてる感すごい
Four Seconds Ago - The Great Silence
・2018年のデビューアルバム「The Vacancy」からの1曲
・ゆったりとしていながらも身体が縦に揺れるビート
・lo-fiとか好きなひとに深々と刺さりそう…!
・Four Seconds Agoは謎多きアーティスト。日本語情報がぜんぜん出てこない……
後半5曲
星野源 - 創造
・今をときめくポップスター星野源の2021年リリース楽曲であるこの曲は、「スーパーマリオブラザーズ」35周年記念楽曲
・ゲームキューブの起動音にドンキーコングのミスジングルはじめ、たくさんのゲームサウンドをフィーチャーした快作
・情報量の多い楽曲構成を支える高速で骨太なビートは玉田豊夢によるもの。最高に気持ちいいね!!
Ray_Oh - Eternal Rouge (feat. 柚子花)
・ 気鋭のトラックメイカーRay_Oh氏による2020年リリースのボーカル楽曲
・高速かつグルーヴィーなビートにザクザクのシンセだけでごはん5杯はいける
・Future系の気配色濃いサウンドにひねりの効いたコード進行でさらにごはん5杯いける
・小回り型のジェットコースターみたいな楽曲に見事なボーカルを載せているのは柚子花氏
millennium parade - Fly with me
・King Gnu常田大希氏のソロプロジェクト「millennium parade」の2020年リリース楽曲
・バケモン
・オーバーキルでしょと言いたくなるぐらいの異次元のサウンド、天才と言うにも生温い感
・この曲に関してはビートでっていうより全てでトんじゃう感じ
・映像もバケモン。圧巻の3DCGは必見
The Mars Volta - Eriatarka
・The Mars Voltaの2003年リリースのアルバム「De-Loused in the Comatorium」からの1曲
・ 1:22~のドラムが圧巻すぎる!!Jon Philip Theodoreの演奏
・Red Hot Chili Peppersのフリーがこのアルバム制作に全面的に参加していることでも有名
・とにかく演奏が超越的すぎるので、一度この暴力的なビートに溺れてほしい
Sobrem - Queaternion
・イントロだけでもう説明不要レベルの天才だってことがわかる
・サウンドの引き出し、4次元ポケットか?
・つんのめらせるビートに、さらにつんのめらせるリズムアプローチを載せてくるのが印象的。めちゃめちゃ攻めてる…
・Sobrem氏は韓国出身のアーティストで、とくに音楽ゲーム界隈での活躍が目覚ましい。今後のさらなる躍進に期待…!
おわりに
ジャンルに関係なく、10曲ご紹介してまいりました!
ルースなビートからタイトなビートまで、お気に召したものは見つかったでしょうか?
以上、作曲Vtuberの橙ミャオでした!またね!🐾
1万円台のオーディオインターフェースを10万円のものに買い替えて脳汁いっぱい出たはなし
オーディオインターフェースで音ってほんとに変わるんですね……
はじめましての方ははじめまして!
作曲をする幸せ猫のVTuber、 橙ミャオともうします🐾
はじめに
この記事は
・ハードウェアに疎く
・音にそれほどこだわりのない書き手が
・オーディオインターフェースを買い替えて感じた違いを感覚的に
お伝えする記事です!
技術的なおはなしはほぼ一切出てこず、
「オーディオインターフェースで音が変わるっていうけど…ホント?」
っていう(かつて筆者自身も感じていた)疑問に対して、
筆者なりのひとつの回答をお伝えする内容になっています!
この記事を読むと幸せになれるかもしれないひと
・オーディオインターフェース買い替えたいけど迷ってるひと
・「オーディオインターフェースで音が変わる」が、具体的にどう変わるかイメージがついてないひと
・ハードウェア買い替え体験で感動してるのを見ると和めるひと
この記事を読む必要がないかもしれないひと
・オーディオインターフェースで音が変わることを知っているひと
・もともと音に対してこだわりをもっているひと
今回買った機材について
天下のRME…!
もともと使っていたのは1万台のエントリーモデル的な位置づけのもので、
さあどのくらい劇的に音が変わるんだろう…?ってわくわくしながら箱を開封。
音を聴いてみる
以下は橙ミャオのTwitterから、リアルな反応をお届け。
1時間前のみゃお「オーディオインターフェースでそんなに言うほど変わるのかしらねっ…」
— 橙ミャオ🐾作曲Vtuber🐾 (@daidai_myao) 2021年1月21日
いまのみゃお「?!?!?!!」
いや、なんでしょうそのっ…
— 橙ミャオ🐾作曲Vtuber🐾 (@daidai_myao) 2021年1月21日
恥ずかしながらいま聴いてる音が「いい音なのかどうか」って正直わからないんだけど…
とりあえず「高域と低域がめちゃめちゃ聴こえる」んですよね……
「ん?!この曲ってここでこんな音鳴ってたの?!逆に今までってこれ聴こえてなかったの?!」みたいな……🤔🤔🤔
あとね…なんかこういままでの環境だと「横で鳴ってる音」っていうのが、横というよりは「耳の斜め上から音が聞こえてる」みたいな感じがあったんだけど…
— 橙ミャオ🐾作曲Vtuber🐾 (@daidai_myao) 2021年1月21日
Babyface Proで聴いてみたらほんとに
「音が真横から聞こえてくる」感覚……なんで?!!?!🐟 https://t.co/6YJBKXXzj9
どう変わりました?まとめます
低域のモヤつきがはっきりした
youtu.beこの曲のイントロを聴いていただけますでしょうか。
ベースが超低音。この曲のベース、聞こえます?
以前の環境ではこれ、つぶれて音程感を感じられなかったのですよね。
聞こえました。(スピーカーはYAMAHA MSP5 STUDIO)
この超低音が音程感はっきり聞こえる…だと?!
なるほど、いままでこの部分って、潰れてたんだ…というはじめての気付き…
高域~超高域がパキっとした
逆にいままでってちょっとモコついてたのね、気付かなかった…っていう感じ。
機材を替えてみて初めてわかるところありますこういうの。
左右のパン振りのレンジがより広がった
イヤホン・ヘッドホンだとより一目瞭然の違いでびっくりしたのですけど、
いままで左右から聴こえる音って、ちょっと「斜め上」から聴こえていたのですよね。それが今までよりもさらに耳元で聞こえるようになりました…!なんで?!ふしぎ!!
橙ミャオ的にはこれが一番感動したかも。
さいごに:10万円出して買ってよかったか
結論:間違いなく買ってよかった。けど、筆者は音にそれほど強いこだわりを持っているタイプでもないので、もうちょっと安いものでワンクッション置いても良かったのかも?とも思ったり。
ただ、もともとがかなり安いインターフェースだったこともあって、
「オーディオインターフェースで音が変わる」っていう体験をおそらくだれよりも存分に味わうことができたのはすごくよかったかな!という感じです!
Babyface Pro FSそのものは間違いなく10万円分の価値を持つ機材だとおもいますが、
買い手が結果的にそこに10万円分の価値を見出すかどうかは、そのひとの音へのこだわりレベル次第なのかなーとは思います。
余談
ひらめいたみゃお「新しいオーディオインターフェース通してASMR聴いたら……これ『トべる』のでは?」
— 橙ミャオ🐾作曲Vtuber🐾 (@daidai_myao) 2021年1月21日
っアーーーーーー💛💗💛💗💛 https://t.co/iJ17M4LzfD
— 橙ミャオ🐾作曲Vtuber🐾 (@daidai_myao) 2021年1月21日
合法トリップでした。
にじさんじ、シスター・クレアさんの作業配信を初めて観てびっくりしたお話
あの2時間が、相当忘れられない2時間になったのでした。
はじめましての方ははじめまして!
作曲をする幸せ猫のVTuber、
橙ミャオともうします。
橙ミャオは3月末ごろからVTuberを始めたのですけれど、
それまでVの世界についてはほぼなにも知らなくて。
Vをはじめてからも配信を観るのはどちらかといえば周りの、橙ミャオとおなじ個人VTuberさんか、小規模なグループのVTuberさんということがほとんどでした。
ただ、以前から周囲の…おもに曲を作る方々の間で、
「シスター・クレアさんの作業配信はBGMがなくて良い」というおはなしは聞いていたのでした。DTMerは作業用BGMを聴きながら作業できない生き物なので…(かなしいね)
2021年1月4日、たまたまそのことを思い出して、
シスター・クレアさんの作業配信を初めて観たのでした(にじさんじのVさんの配信を観たのも思えばこれがはじめて)。
配信を開いてみると、
シスター、という前情報のイメージからするといささかかわいらしいお声。
鈴の鳴るような、とっても落ち着くお声です(すき)。
作業配信ということもあるのでしょうけれど、
基本特になにか突飛な発言をされるとかでもなくて。
飼われているネコチャンに呼び掛けたり、
リスナーさんのコメントでツボっちゃったり、
ああなるほど、これは癒されるなあ…っていう納得がありました(めちゃ作業進んだ)。
でですね…すっっっごく驚いてしまったくだりがあって…
こちらのアーカイブの1:47:50あたりです。
クレアさんが(なんの前触れもなく)「どうもありがとう~」ってリスナーさんたちに向かって言うんですよね。
いわく、「ありがとうは良い言葉だよね、思ったときに『ありがとう』って伝えられたらいいなって思う」って。
作業配信っていう、ある種「素が出やすい場」においてこれを「なにひとつ前触れなく」言ってのけるクレアさんに、橙ミャオはものすごくびっくりしちゃったんですね。
シスター・クレアさんのチャンネル登録者数はこの記事の執筆当時で31.8万人。
想像して欲しいんですけど、自らが30万人に見られるコンテンツだとして。
ノータイムで言えるかな、「どうもありがとう」って。
なんか、芝居がかっちゃうと思うんです、普通は。
「コンテンツとしての自らのストーリー」に当てはめて、「コンテンツとしての自分」としての「どうもありがとう」になってしまうと思うんです。わかりやすく言うなら、舞台上の言い方になってしまう、とでも言いましょうか。
クレアさんの「どうもありがとう」は、コンテンツではなくひとりの人間として、同じ地平に対しての「ありがとう」だと…少なくとも橙ミャオは感じました。
あ、この人ほんとうにすごい人なんだ、って思わずにはいられなかったです。
ブレない自分の軸を強固に持った、真に「シスター」なのか、
それとも世紀の役者であるか、のどちらかだと思いました(あの空気感を演技によって作れるのだとしたら、それはそれでマジですごいことですよね)。
「『ありがとう』はいい言葉だから、伝えたいと思ったときに伝えたい」っていうクレアさんの考え方そのものは「わかる」。
30万人に見られるコンテンツであるクレアさんが、その「ありがとう」をまるで「目の前のお友達とお話するかのように」伝えられるということは正直「わからない」。
わからないからこそ、それが尋常ではないということは、なんとなく想像ができます。
ROMのみでコメントを投げる気はそもそもなかったのですけど…
そのくだりであまりにも感銘を受けてしまったものだから、
そのあとのクレアさんの「毎日動画作って…えらい!」に対して
「えらいです~…!」って手が勝手にコメントしてしまいました…橙ミャオのチャンネルアカウントでやっちゃった、はずかしながら…つい……(でもえらい、ってどうしても伝えたくなったんです、これはゆるしてほしい)
橙ミャオもいまはVTuberの端くれであって、しかもなおかつクリエイターでもある以上、
特定の誰かを猛プッシュするということは信条上できないのがとても残念ですけど、
VTuber界の現状最大手の一角を担う箱であるにじさんじに、シスター・クレアさんという存在があるということが、そしてその存在とすごさを2021年に知れたことが、
自身もVの世界のすみっこに身を置く存在としては、とてもとても勇気づけられる思いでした。
橙ミャオがVにならずに彼女と出会っていたら、その世界線では全力で推し活していた…かもしれません。ね…!
この世界線では、橙ミャオ自身の活動を圧迫しない範囲内(相当狭い)でゆる~く、でも確実に、僭越ながら見守らせていただけたら…そんなきもちです。
最後に余談としてひとつ。
橙ミャオがなぜクレアさんに惹かれたのか、を端的に示したようなツイートをシェアしておきます。なるほど…そこに目を向けてくれる方なんだね、なんだかすごく納得…
I “Witch” You A Happy Halloween! びびびってきた…好きサウンドだ…高橋諒さんという方が作られているんですね…
— シスター・クレア🔔 (@SisterCleaire) January 6, 2021
作曲Vtuber的2020年やばかった曲10選
ごあいさつ
はじめましての方ははじめまして!
作曲をする幸せ猫のVTuber、
橙ミャオともうします🐾
この記事は橙ミャオが2020年に出会った楽曲たちのなかで、
これはやばい…となった曲を悩んだ末に断腸の思いで10曲選び抜いてご紹介する記事となっておりますー!
ちなみに「筆者である橙ミャオが2020年に出会った曲」であって、「2020年リリースの曲」ではない曲も3曲ほどチョイスしています!
そして橙ミャオがVTuberだからといって「Vtuber楽曲」に限定しているわけでもまったくありません!ご了承くださいませませ…
前半5曲
かめりあ vs 上ノ瀬つかさ - 群鏡像的創世理論
Bring Me The Horizon - Kingslayer ft. BABYMETAL
水科 葵(GEMS COMPANY) - メロウ
Official髭男dism - I LOVE…
Ray_Oh - crazy snazzy party
かめりあ vs 上ノ瀬つかさ - 群鏡像的創世理論
・アルバム「Xronial Xero」tr.8
・正直今年一番衝撃だった
・シュランツとピアノ炸裂プログレジャズを足してから2で割らずに2を掛けたやべーやつ
・シュランツに変拍子って合わせられるんだね…
・15秒に1回くらい拍子変わってない?
・かめりあ氏がやべーのは知ってたけど上ノ瀬つかさ氏がそれを上回る勢いでやべーのでやべーの2乗
・こんなの絶対に弾きたくない
Bring Me The Horizon - Kingslayer ft. BABYMETAL
・アルバム「Post Human: Survival Horror」tr.6
・音の治安が悪すぎる
・ひとを殺すことに特化した低音
・デスコア時代を少し彷彿させつつも明らかにパワーアップしてるBMTH。いまがいちばん脂乗ってるまである…
・BABYMETALに寄せたのかメロディもビートもどことなく日本的
・アルバムだとtr.5「Itch for the Cure (When Will We Be Free?)」との一続きになっていてこれがまたよきなので、ぜひアルバムで聴いてほしい
水科 葵(GEMS COMPANY) - メロウ
・スクウェア・エニックスがプロデュースするアイドルユニット、ジェムカンこと「GEMS COMPANY」より水科 葵さんのソロ楽曲
・2020年最も美しかったBメロ(橙ミャオ調べ)
・その三拍子とコードワークはオレに効く
・作編曲はMONACAの瀬尾祥太郎氏。うーんさすが…!
・映像も美麗なのでぜひセットで楽しみたいところです
Official髭男dism - I LOVE…
・4thシングル曲
・髭男良いなあって以前から思っていたところにこれが来て一生ついていきますとなった
・これぞ令和のポップバンドの理想形…!って感じで100点満点で120点くらいつけたい良さ。サウンドプロデュース完璧にもほどがあるし、これもしセルフでやってるんだとしたらすごすぎる
・2番Aメロの展開とか、サビの「イレギュラー」とか、作詞作曲両面でフックのつけかたがものすごくうまい
・2サビを半尺にしてCメロにつなげるのも展開巧者だなあ…!ってなりました
Ray_Oh - crazy snazzy party
・3rd E.P. "Eternal Rouge"より
・情報量の多さがおかしい
・おもちゃ箱が意思を持って暴れまわっているような曲
・Ray_Oh氏は音の引き出しがものすごく多種多様なうえに個性的。この曲もかわいいんだけどとにかく一筋縄ではいかない
・チーン
コマーシャル
じぶんの曲もちょっとだけ宣伝させてくださいね…🐾
後半5曲
Aoi - c.s.q.n.
かめりあ - 大地の閾を探して
Jeff Williams - Let's just live (feat. Casey Lee Williams)
西島尊大 - 45:64
Jacob Collier - Time Alone With You ft. Daniel Caesar
Aoi - c.s.q.n.
・GroundbreakinG BOFXV COMPILATION ALBUM収録
・2019年の曲だけど、2020年にロングバージョンがリリースされた
・音ゲーでたのしい要素全部乗せ
・バッキバキのエレキベースめっちゃすき
・リリース切ったピアノもめっちゃすき
・出前氏の映像もデザイン性高くてとてもGood
かめりあ - 大地の閾を探して
・エスニック+音ゲーコア+ボカロ。ジャンル分け困難系
・普段のかめりあ氏のキレ味抜群の音に数々の民族楽器が重なって音空間が異次元
・8分超えはヤバい
・8分超えなのに曲の密度が濃すぎてヤバい
・長距離走で200m走の馬力出すのやめてもらっていいですか?
Jeff Williams - Let's just live (feat. Casey Lee Williams)
・リリースは2017年。RWBY Volume 4オープニング曲
・フル版の曲展開がおかしい(褒め言葉)。減速してから1分半かけて加速しながら最高のギターソロに持っていく展開がずるすぎる
・そんなギターソロ後サビ1回であっさり終わって曲の尺が4:58…どうしても5分以内に収める必要があったんだろうなあ
・それでもどうしてもこの展開がやりたかったんだという強すぎる意志を感じる
・2020年もっとも聴きながら拳を上げた曲
おわりに
以上、ごちゃまぜ10曲ご紹介してまいりました!
どれも非常に個性的というか、それぞれ別々の方向に尖った曲たちをご紹介してきましたが、
知らない楽曲とのすてきな出会いはありましたでしょうか?
2021年もまた、たくさんの音楽との出会いがあるといいなと思っています✨
それでは、よいお年を!
作曲VTuberの橙ミャオでした!またね!🐾